2013/12/03

ウィーン旅行記⑰国立歌劇場「レオ・ヌッチ」リサイタル




 
今宵はオペラ座デビューです。
 
夜はさらに美しい!!
 

 
ウィーン国立歌劇場でバリトン歌手のリサイタル!
なんて豪華なんでしょう・・・。
 
映画でよく見た貴婦人たちがオペラグラスで
観劇する赤いビロードの椅子。
曲線のようにステージを囲むボックス席。
 
一度でいいから座ってみたかった。
 
先日は昼間にオペラ座の見学ツアーに参加しました。
その時も絢爛豪華な様子に感激でしたが
やはり夜のライトアップされた
そしてたくさんの着飾った人が集まるオペラ座!




 
私が行った日の演目はオペラではなく、
イタリア・ミラノスカラ座の大スターといわれる
(イタリアの国宝とも言われる大ベテランの方だそう)
レオ・ヌッチさんのリサイタルです。
 
まったくオペラに疎いのでこの偉大な方は知りませんでした。
友達のおすすめでせっかくウィーンに来たのだから
1日くらいはオペラ座も、という事でこの日に。
 
日本でもとても人気のある方なんですね!
今年ミラノ・スカラ座来日公演で
リゴレットを演じ、日本人の涙を独占したそうです。
 
まずは憧れのボックス席。
 


 
 
ひゃ~こんな仕組みの作りなんですね。

この眺め!!!!!
 
田舎者200%発揮。
写真撮りまくり。
隣のボックスに座ってるファミリーに
話しかけて写真撮ってもらう。
開演まであまり時間はありませんでしたが
遊園地気分で探検。
 
再び自分の席に戻ると
隣に恰幅のいい
優しそうなオジサマが座っていました。
 
挨拶をしてちょっとお話。
なんとそのオジサマはこの歌劇場の職員さんで
専属の歌手さんでした!
(社員証なるものまで見せてくれました)
ヌッチさんのファンで今夜は聴きにきたそうです。
 
おかげでヌッチさんのヒストリーや
オペラのお話などいろいろ教えてくれて
何倍も楽しめました。
 
いよいよヌッチさん登場。
 
登場するなり会場はすでにスゴイ拍手とブラボー!
絶大なる人気です。
 
その歌声はとっても迫力と優しさがあり
美しい楽曲(ヴェルディ)で親しみやすいものばかり。
そして明るい会場の雰囲気。
時には会場からの掛け声に応え
笑い声も響きました。
 
 
アンコールが3曲ほど続き、
盛り上がりは最高潮に。
もちろんずっとスタンディング・オベーションです。
最後はみんなで大合唱!
 
 
 
この日の様子がヌッチさんのHPに
掲載されていました。
 
とても心が温かくなる
素晴らしいひと時でした。
 
席を立つとき、そのオジサマから
嬉しいお言葉をいただきました。
 
「今日このリサイタルを聴けてラッキーだったね。
日本からオペラ座に来てくれて僕も嬉しいよ!
素敵な旅を楽しんでね!」
 
 
 

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