2012/12/07

ついにパユ様♪






ブログネタがたくさんあった11月。
忙しさに流されて12月も1週間が過ぎています。
札幌もベルリンも雪。住んだ外国もモントリオール。
私と縁があるのはいつも寒い国。
(ハワイとかグアムとかタヒチとか行ったことなし)
みなさま風邪などには気をつけて。

では記憶が新しいうちに・・・。

ついに念願、東京にてエマニュエル・パユさんの
コンサートに行くことができました。

仕事で遅刻は避けられなかったのですが
後半から聴くことができました。

いや~都会って感じで素敵な空間でした。
以前、父が叙勲の名誉にあずかり上京した時
お祝いにこのホールでのコンサートをプレゼントしました。
演目は父の大好きなドヴォルザーク「新世界より」。
オペラシティに到着するまでの階段や建物が
とても綺麗だったと言っていました。


お隣の新国立劇場はバレエ公演で行くことが
何度もありました。
コンサート・ホールの名前は「タケミツメモリアル」
コンサートホールの設計にも携わった
世界的な作曲家、武満徹さんにちなんでいます。

到着した時はもちろん演奏の真っ只中。
ホールに入場することはできません。
スタッフの方以外誰もいないロビーで
待つことにしました。
心地よい爽やかな音楽がロビーに流れています。
あれ、スピーカーから聴こえるのはドアの向こうで
演奏しているパユさんと室内楽のアンサンブルの演奏です。
壁にはモニターもあります。

それにしてもスーツを着ている男性が
ずいぶん大勢立っています。
(なんと皇后様が着席になり、
セキュリティの方々だったと判明)

休憩時間となり、一斉に人がロビーに
出てきました。
みんな笑顔&笑顔です。
さぞかし、素敵な演奏なんでしょう。
友人とバレエの先生ご夫妻と
雑談し、さていよいよ始まりました。
 
登場したパユさん、相変わらず優しい笑顔で
スターの貫禄です。
口をパックリ大きくあけて息を吸うのも相変わらず。
ベルリンの定期演奏会の時よりずっとリラックスして
嬉しそうで楽しそうでした。
(ベルリン定期演奏会でのパユさんは笑顔でありながらも
ものすごく緊張していたのが印象的でした)

驚いたのが殆ど意識してなかった
ポーランド放送室内合奏団の音です。
実に深みと重厚感があって上品です。そして優しい。
メンバーみんなが演奏を心から
楽しそうに奏でているのがごく自然に伝わってきます。
大粒ダイアモンドのパユさんを優しく包むような
そんな母性的な空気も漂っています。

9月にエリート集団のベルリン・フィル、
1週間前にはカヴァコス極上のヴァイオリンを聴いた後に
このポーランドの室内楽は最後に優しく
包んでくれる暖かい繭玉のよう。

パユさんの演奏は終始
いい意味で「安心して」聴いていました。

しかしアンコールの武満徹のヴォイスを
聴いた時は手に汗を握りました。
パユさんやってくれました。
 


やっぱりパユさんはスーパースターですね。
それはサイン会でハリウッドスター並の長蛇の列ができたから
というのではなく、登場した時の「華」。
そして会場の人達をとことん喜ばせてくれるプロ意識。



ベルリン・フィルの一員として
過密スケジュールをこなしつつ、
個人のコンサートで世界中を飛び回る。
来日公演はほぼ連夜。
コンサートが終わればロビーで全員にサイン会。
(撮影会まであるとか)
日本語でオヤジギャグを言ったりTVに出たり。
パユさん、あっぱれ。

映像は以前パユさんが日本の番組で
佐渡裕さんと共演した時のもの。
彼のサービス精神満載!

 
こちらはベルリン・フィルの大晦日コンサートでの「カルメン」より。
響きわたってます!!


という事で翌日は感動した
ポーランド放送室内合奏団のコンサートに
行くこととなりました。

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